2011年3月12日 福島第一原子力発電所事故
2011年(平成23年)3月11日の東北地方太平洋沖地震による地震動と津波の影響により、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した炉心溶融(メルトダウン)など一連の放射性物質の放出を伴った原子力事故である。
国際原子力事象評価尺度 (INES) において最悪のレベル7(深刻な事故)に分類される。2015年(平成27年)3月現在、炉内燃料のほぼ全量が溶解している。東日本大震災の一環として扱われる
電気業界の事情は詳しくは分からないので、あくまでも個人的な見解になるのをご理解お願いします。
私は札幌在住であり、2018年9月6日に発生した胆振東部地震を経験した。
地震直後に北海道全域で停電となり、その後丸2日間、明かりが灯ることは無く、暗黒の夜を過ごしたのが記憶に新しい。水道やガスのラインは無事で、足りないのは電気だけだったのは幸いだったが、しばらくして電気の有難さを痛感する。電気がないと、もちろん信号機もつかなければ、お店経営はかなり制限される。ガソリンももちろんいれることなどできず、ただただスマホの電源を節約していた。一番困ったのは、スマホ・車のTV以外から外の情報が入ってこない事だった。
東日本大震災では津波の影響で被災規模はさらに大きく、今だから当時の被災者の方々の思いを深く考える事ができた。かわいそうだ、自分じゃなくて良かったなどと少しでも思ってしまった当時の無責任な気持ちを深く反省している。
幸いにして私はこの程度の被害で済んだが、電気が無いだけで憔悴してしまうほどであった。
停電の経緯だが、胆振東部地震の震源地にほど近い火力発電所:苫東厚真発電所が地震の影響で停止。需要と供給のバランスが大きく崩れ、他の火力発電所も緊急停止する連鎖により北海道全域が停電した。
停電解消するまでに随分な時間を要したが、北海道唯一の原子力発電所:泊原発が稼働していれば、他の火力発電所の負荷も少なくすみ、少し事態は変わっていたのではないかと思う事がある。
原子力発電所においては核燃料の取り扱いが危険で、もしもの時は都道府県レベルで壊滅する危険性もあるが少ない燃料で大きなエネルギー→高還元率、二酸化炭素等の廃棄物も少ないクリーンなエネルギー源でもある。
うまくお付き合いさえできれば、石油や石炭などの火力発電に必要な資源の無い日本にとっては合理的な発電方法である。が、地震大国『ニッポン』では、もしもの時の危険性を考えた『原発0』政策の下、原子力発電所は危険なもののレッテルが張られている。実際危険なものに変わりはないが、それを必要とする人も少なからずいるだろう。私は原発賛成派である。リスクを考えるとどうしても反対派が多くなることも理解はできる。
ただ私も実際に家のすぐ近くに原発。となると口では賛成しているものの、少し考えてしまうかもしれない。つくづく都合がよい自分が情けなくもなる。
今後は半減期の短い核燃料などが奇跡的に発見されたり、核燃料に変わる『高還元率』『クリーン』『安全』な反対派を黙らすような方法が実現できる事を期待している。
電力関係の仕事をしている皆様、日夜安全・安心な電力、地震の際の早急な復旧を日々感謝しています。今後ともよろしくお願いいたします。