1996年 2月27日
任天堂が、ポケットモンスターシリーズの第1作となるゲームボーイ向けゲームソフト『ポケットモンスター 赤・緑』を発売。
赤と緑の違いは、出現するポケモンや出現率が若干異なるなる事で、片方では山ほど出るポケモンがもう片方ではレアだったり、片方のバージョンは全く出現しないポケモンもいる。
そのためどちらか片方のソフトだけではポケモン図鑑は完成せず、友人知人と協力して、2本のソフトと2台のゲームボーイ、そして通信ケーブルによるポケモンの交換が必要である。ポケモンを通信交換することで進化するポケモンもいるため、図鑑完成にはやはり通信は必須である。ゲームシナリオやシステムには全く違いはないので、単に1人用RPGとして楽しむ場合や、図鑑完成を目指さない場合には、片方だけのカセットだけでも十分楽しめる。との楽しみ方があったらしいが、現在もそうであるが、幼い時の私には、やはり友達が少なく、数少ない友達みんなで示し合わせたように赤を買い。完全にバグが起こっていた。
そのため図面が完成することはなく初めて絶望と挫折を教えてくれたゲームである。ただしこの時の経験は無駄ではなく、事前に友達と協議=コミュニケーション能力の向上、自分が挫折を味わっていても同じ境遇の仲間と這い上がる=不屈の精神(根性論)
など、現代人にかけている何かを教えてくれたような気がする。
人生において、決して無駄なことはなく、今、嫁に隠れてコソコソやっているスマホゲームでさえ何かしらのプラスになるに違いないが、いい年した大人のゲームはほどほどにしなくてはいけないといつも言われている。
ポケモンシリーズが初登場して20年以上経過した今でも、ポケモンはGOと形を変え、なお人気を博している。時代が変わっても愛されるコンテンツであるとつくづく感じることができる。ポケンモンGOをやりながら歩いている人と激突したことがあるが、そんなことでは怒らない。それもポケモンワールドの広い世界で育まれた、広い心のおかげだろう。